窓用エアコンは、手軽に設置できる冷房器具として人気がありますが、購入後に後悔しないためには、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。まず、最も重要なのは、部屋の広さに合った冷房能力の製品を選ぶことです。窓用エアコンの冷房能力は、「適用畳数」で表示されていますが、これはあくまでも目安です。部屋の広さだけでなく、日当たりや、窓の大きさ、建物の構造なども考慮する必要があります。例えば、日当たりの良い部屋や、最上階の部屋は、表示されている畳数よりも小さいサイズのエアコンを選ぶ必要がある場合があります。不安な場合は、家電量販店の店員に相談してみましょう。次に、運転音も重要なポイントです。窓用エアコンは、室外機と室内機が一体となっているため、運転音が気になる場合があります。特に、寝室など、静かな環境が求められる場所に設置する場合は、静音設計のモデルを選ぶようにしましょう。運転音のレベルは、「dB(デシベル)」という単位で表示されていますので、数値が小さいものを選ぶようにしましょう。また、家電量販店などで実際に製品の運転音を確認できる場合は、自分の耳で確かめてみることをおすすめします。さらに、設置のしやすさも確認しましょう。窓用エアコンは、自分で設置できる製品が多いですが、窓の形状やサイズによっては、取り付けできない場合があります。購入前に、必ず、自宅の窓の形状、サイズ、開き方などを確認し、取り付け可能な製品を選びましょう。また、取り付けに必要な工具や、付属品なども確認しておきましょう。そして、省エネ性能も重要なポイントです。省エネ性能の高い製品は、初期費用は高くなる傾向にありますが、長い目で見ると電気代を節約できるため、結果的にお得になる場合があります。製品の省エネ性能は、「省エネラベル」や「APF(通年エネルギー消費効率)」などの指標で確認することができます。これらの指標を参考に、できるだけ省エネ性能の高い製品を選びましょう。その他にも、ドレン水の処理方法や、フィルターの掃除のしやすさ、リモコンの使いやすさなども、チェックしておきたいポイントです。これらのポイントを総合的に考慮し、自分にぴったりの窓用エアコンを選びましょう。