コロナ禍が突きつけた水需要変動への水道対応
コロナ禍以降の社会情勢の変化は、水道事業を取り巻く環境にも少なからぬ影を落としています。この2年ほどで大きく変容したのが、家庭内の水需要パターンです。もう川崎の麻生区の水漏れ修理が外出機会が劇的に減る中で、家庭で過ごす時間が増えた影響が直接水の利用頻度を押し上げているのです。具体的には、夏場の一時的需要ピークを除けば、週末や朝夕の時間帯に偏っていた従来の利用パターンに変わり、平日の昼間帯も含め一日中頻回に利用されるケースが急増。水道事業者にとって需要変動への対応力が大きな課題となっています。水道トラブル緊急対策マニュアル 我が家で水道関連のトラブルが発生した際の緊急対応マニュアルを解説します。まず基本となるのが、漏水時の応急止水です。大量の水が失われる前に速やかに水の出口を遮断することが最優先事項です。室内の場合はその場の蛇口を閉めることから始めましょう。その後、アパートなどの共同住宅であれば各戸の止水栓、一軒家であればメーターボックス内や土間等にある主止水栓を閉めて水の供給を全面遮断します。 次に原因の特定です。漏水している箇所を探します。蛇口、水タンク、便器、配管からの水漏れかを確認しましょう。配管の場合は、壁・床を叩いて音で特定できることも。事態を把握した上で、自力対応可能な場合は応急修理に当たります。例えばパッキン交換やテープ巻き等の簡易ストップ方法を試みることができます。 ただ自力での対処が不可能な場合は迷わずに水道の専門業者に依頼しましょう。本格的な修理や設備更新が必要になるケースも少なくありません。日頃から業者先の選定をしておくことをおすすめします。基本は平準化を図るため、各家庭へ積極的に節水の呼びかけを行うとともに、水源や浄水場、送配水管の増強にも本格着手する必要があるでしょう。需要変動時代に対応した水道サービスをいち早く構築できるかが、事業者に問われています。