賃貸住宅でも、照明にこだわることで、お部屋の雰囲気は劇的に変わります。ここでは、賃貸でも安心して使える、おしゃれな照明器具と、その活用方法をご紹介します。まず、天井照明としては、「シーリングライト」が一般的ですが、デザイン性の高いものを選ぶことで、お部屋の印象を大きく変えることができます。例えば、北欧風のインテリアには、木製のフレームや、シンプルなデザインのシーリングライトがおすすめです。ナチュラルな雰囲気の部屋には、ファブリック素材のシェードや、温かみのある色合いのシーリングライトがよく合います。また、シーリングライトに加えて、「ダクトレール」を設置するのもおすすめです。ダクトレールには、スポットライトやペンダントライトなど、様々な照明を取り付けることができます。複数の照明を組み合わせることで、より立体感のある、おしゃれな空間を演出できます。賃貸住宅の場合は、引掛シーリングに取り付けられるタイプのダクトレールを選びましょう。次に、天井照明だけでなく、「間接照明」を取り入れることで、よりリラックスできる空間を作ることができます。間接照明とは、壁や天井に光を当てて、間接的に部屋を照らす照明のことです。スタンドライトやフロアライト、テープライトなどを使って、間接照明を取り入れてみましょう。例えば、テレビの後ろや、ソファの下などに間接照明を設置することで、奥行きのある、落ち着いた空間を演出できます。さらに、「クリップライト」や「テーブルランプ」などの、小型の照明器具も活用しましょう。クリップライトは、棚や机などに挟んで固定できるため、場所を取らず、手軽に設置できます。テーブルランプは、ベッドサイドや、デスクの上に置くことで、手元を明るく照らすことができます。デザイン性の高いものを選べば、インテリアのアクセントにもなります。照明の色温度も、お部屋の雰囲気を左右する重要な要素です。色温度とは、光の色を表す指標で、ケルビン（K）という単位で表されます。色温度が低いほど、赤みがかった暖色系の光になり、色温度が高いほど、青みがかった寒色系の光になります。リビングや寝室など、リラックスしたい場所には、電球色（約3000K）などの暖色系の光がおすすめです。一方、書斎や勉強部屋など、集中力を高めたい場所には、昼白色（約5000K）や昼光色（約6500K）などの寒色系の光が適しています。